【写真(左から):講師の牛島氏と土田氏】
今回で第18回となる倫理委員会・CAB-J共催セミナーは、講師に、公正取引委員会事務総局経済取引局取引部企業取引課課長補佐牛島彰氏、同土田真人氏を迎え、「独占禁止法上の優越的地位の濫用規制及び下請法」という演題で開催された。また、11月は「下請取 引適正化推進月間」であり、当協会における当該期間中の取り組みの一環として行われた。
前半は牛島氏より、コンテンツ取引と下請法について、対象範囲や情報成果物作成委託に該当する取引例、親 事業者の義務などについて説明をいただき、後半は土田氏より、今年7月に公表された「テレビ番組制作の取引に関する実態調査報告書」に基づいて、取引依存度や優越的地位の濫用規制上、問題と成り得る行為を行ったあるいは受けたなどの状況を、具体的な数値と共に説明いただいた。
衛星放送事業者9名が優越的地位の濫用規制上、問題と成り得る行為を行ったなどの報告もあったことから会員社も注目しており、当日は多数の参加をいただき、関心の高さがうかがえた。